にほんごではなそ

豊かな日本語表現を獲得することを目的としたブログ/最近はSnow Man多めです

シャーリングワンピースを作りました

こんばんは、ささめ丸です。

本日は久しぶりにソーイングしたブログを書きたいと思います。

例のごとく作り方ではなくしんどかったよ日記になります。

 

《まず完成形》

1.全体図

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(もっといい感じに整えて撮れんのか……)

 

2.こんな柄の布です

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《しんどかったよ日記~毎日少しずつ、4日かかりました~》

1.裁断

 裁断の前に、この生地は恐らく5年ほど前に購入してそのまま置いていたものなので、しわやゆがみを取るためにアイロンがけしました。4メートルも。アイロンがけが嫌いなので発狂しそうになりました^^

 そんなこんなでアイロンがけ終了。スカートの部分は四角く切るだけですので、多少布に翻弄されつつも終了いたしました。問題はそこから。布地に型紙を合わせ意気揚々と(10センチくらい)鋏を進め気づく。「ワレ、縫い代分考えてないやんけ」と。

 ソーイングブックのお手本は恐ろしく贅沢に裁断するよう指示してありましたが、そこはケチのささめ丸、キツキツで裁断していましたので余裕で残りの生地で他のパーツを切り取ることができました。

 ところで、縫い代ってどうやってうまく切ればよいのだろう…… きちんと勉強すれば良いのでしょうけど、自己流モンスターのささめ丸は今日も自己流でテキトーに裁断しております。

 

2.ミシン

 さて、ソーイングBOOKによりますと、まず前身頃と後身頃にゴムを縫い付けると指示があります。私、布地に直接ゴムテープを縫い付けるのは初めてでしたので、布の上でびょーんと伸ばしてみて「これ最後まで縫えるのか?」と不安にもなりましたが、とにかく縫ってみようということで、縫い始めました。案の定布地3分の2くらいでゴムテープが終了いたしました。

 絶望に暮れるささめ丸。悲しみに暮れるささめ丸。とりあえずネットで「シャーリング ゴム 足りない」などといった検索ワードで検索しました。いくつかの知見を得、まずは布地がいい感じの長さになるまでギャザーを寄せる方法を選択しました。いや、分からないなら最初から検索すべきですよね。ゴムテープの縫い目をほどくのも大変でしたが、まあ気にしない。

 手縫いでザクザクギャザーを寄せ、ヒィヒィ言いながら身頃のシャーリングは完成しました。さて次は身頃と脇を縫い合わせます。ギャザーの寄った生地を縫い合わせるのも大変でしたが、もう前段階で死ぬ思いをしてるのでそこまで苦ではありませんでした。

 その後は袖の制作に入ります。ここでも出てきますゴムを直接布地に縫い付ける作業が! 端から4センチ余りの位置に縫い付けろと指示がありましたが、テキトーモンスターささめ丸、ミシンにマスキングテープでおおよその目印をつけましたが、何センチのところを縫っているのだか分からない状態で縫っていきました。まあ終わり良ければ総て良しです。

 さて襟ぐりですが、家にあったレースでいいのがあればつけようと思っていました。普段はしつけ縫いなんてしないささめ丸ですが、ギャザーの寄りまくった生地に待ち針だけで固定して縫い進めるなんて超人的に感じられますので、サクサク手縫いでしつけ縫いをしました。が、4分の3程度縫い進めたところでレースが終わりました。う~ん、行き当たりばったり。仕方がないので、しつけ縫いをほどき(いとも簡単にほどける感動!)、レースなしに計画変更しました。本来は布地とレースを合わせてジグザグミシンをし、それを身頃側に倒してゴムを通すところを作るという手順でしたが、レースもないことですし(私の行う)ジグザグミシンだけではほつれが心配なので3つ折りにすることにしました。

 今回は初めてづくしで、ギャザーの寄った生地を3つ折りにすることも初めてでしたので、最初はいつも通り何となく指で折り目をつけて待ち針でイケるかなと思ったのですが、普通にうまくいかずにここでもしつけ縫い。今回はしつけ縫いばかりです。なんだか丁寧に洋裁をする人みたいな気分になりましたが、基本的にテキトーでガサツなことを忘れてはいけない。閑話休題。しつけ縫いをし、ミシンで縫い、ゴムテープを通しました。最初はゴム通しに結んで通していたのですが、結び方が甘く半分くらいのところでほどけてしまい多少イラつくなどしました。ので、やり直しは安全ピンで。安全ピン自体が小さいので通しづらくはありますが、刺さっているので絶対にほどけない安心感が良いですね。また、ここにきてやっと慣れ親しんだ「ゴムを通す」という手順が出てきたので穏やかな気持ちで作業できました。

 さて次、スカートを縫うところです。指示ではスカートは2枚はぎですが、布地の向きがあったので4枚はぎに変更しました。それを景気よく縫い合わせ「さて、縫い代はどうするのかな」と立ち止まってソーイングBOOKを確認すると、縫い合わせる前にジグザグミシンをかけ、縫い合わせたら縫い代を開けということでした。……もう戻れない。ソーイング・ビーにて「失敗したら素直にやり直す」というとても大事なことを学びましたが、この程度のことは気にしません。合わせてジグザグミシンをかけて片側に倒してやりましたよ。ところでキツキツに裁断していましたので、うっかり見えるところに生地の耳の穴が露出してしまいました。近くで見ないと分からないと思いますが、一応そちら側に倒すことにしました。

 ソーイングBOOKでは裾にはレースが付いていましたが、ここでもアレンジでフリルにしました。端的に言ってレースはお高いです。見栄えのする幅広のレースなんてもう手が出ません。ので、いい感じに余っていた生地でフリルを付けました。テキトーにやった割にはいい感じのフリルになったのでご満悦です。

 いつもはヒィヒィ言っているギャザーを寄せる工程ですが、今回はそれ以上の難関シャーリングがありましたので、冷静に終わらせることができました。冷静と言えば、今までであれば縫い途中で下糸が切れると「ン゛ッ」っと心がかき乱されていたのですが、今回は何の感情も振り乱されずに対応することができました。個人的成長です。ちなみに下糸2回巻きなおしました(初めて使う色の糸でしたので初めにも1回巻いています)。

 最後にスカートと身頃を縫い合わせてゴムテープを通して完成です。ここら辺はもう無心ですね。完成したワンピースを試着してご満悦です。洋裁とは関係ありませんが、手持ちのパニエがひざ丈のものしかないのでこのワンピースには合わせられなくて残念です(;;) まあイノワのロングスカートもひざ丈パニエでごまかしながら履いていたのですが、このくらい生地が軽いとやはりシルエットが良くないですね。なのでロングパニエの購入を検討しています。

 

《総評》

 今回自分の成長を感じることができてよかったです(ギャザー寄せ工程)。新たな難関シャーリング。でもしばらくは布地に直接ゴムを縫い付ける作業はしたくないですね。シャーリングは切るときは楽ですがこんな苦労があったとは…… 相対して何も考えずにダダダダと縫い進められる直線コースが大好きだと強く感じることができました(笑)

 毎回洋裁をしているときは「アイロンがけと裁断が1番嫌いだ!」「ギャザー寄せは虚無だ!」「細かい作業なんて嫌いだ!」などと文句たらたらで、どうして洋裁をしているのか分からないほどなのですが、出来上がった洋服を着てみるとすぐにうれしくなってしまうので単純ですね。まあお金がなくてブランドの洋服がなかなか買えないのも理由の1つですが。「何かを生み出すこと」は精神衛生上良いってどこかで聞いたような気がするので、私のクリエイティビティはここで発揮していこうと思います^^

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。ささめ丸でした!

 

《この型紙で作りました》

乙女のソーイングBOOK 14「13ページ 23」