こんばんはー!ささめ丸です!
初!歌舞伎観劇、思ったよりも楽しく過ごせました!
ということで、てきと~に感想を書いていきたいなと思います。
!注意!この記事は次の方にはオススメしません
→「文句言う割りに何度も観に行く人」が許せない人
多分読んでいてムカついてくるので読まない方が賢明ですよ~。
ということで、サクッとスタートです😊
1.準備~開演前
そうです、私の感想は自分の準備から始まります。
まあ事前学習は以前記事にした通り。
・SANEMORIへの道②:歌舞伎入門 - にほんごではなそ
・SANEMORIへの道③:SANEMORIについて - にほんごではなそ
今回は服装とか、その辺です。
事前学習で読んだ本ではラフな感じで来てもいいとか、そうはいってもちょっとはめかしこんで来いとか書いてありました。
個人的にもあまりおしゃれする機会もないのでめかしこもうと決意。
ということで、前日になってやっとこさコーディネートをを検討し始めました。
何となくあのワンピースがどうとかブラウスがどうとか思い浮かべてはいたので、後はその組み合わせの確認とタイツなどの小物をどうするか考えるのみでした。
この歳でひざ丈はイタいかななんて普段の主義信条的にはキャラじゃないことも考えましたが、何より階段で裾をするのが怖すぎるので初日の服装はひざ丈のJSKにしました。
以前であれば、ALI PROJECTコンサートの参戦服などのコーディネート記事を上げていましたが、もうそんな元気はないです。
というか部屋が汚すぎて写真が取れないという悲惨な状況です。
今まで何とかなってきていたのは断捨離の「離」が自然と実践できてたからなんだよ…!
閑話休題。
当日のタイムスケジュール(何時にご飯食べて、何時にメイク初めて…といったもの)も作成して前日準備は終了しました。
さて当日。
当たり前のように予定が押しています。
ご飯を食べ始めるところまでは予定通りだったのですが、シャワーを浴びる前に洗濯物たたむミッションが発生してしまったので(分かってたことだけど!?)それをこなしていたら30分弱のタイムロス。
着替えとメイクに1時間取っていたのですが、30分ちょっとになってしまいました🥺
普段メイクをしないからこそ時間がかかってしまうタイプなのですが、今回は化粧台に時計を置くことで何とか出発時間までに終わらせることができました!
とは言っても家を出たのは電車に間に合うかどうかの瀬戸際。
しかもPASMOにチャージしなければいけない残高でした。
いやあ前日にわざわざ駅まで出向いてチャージしようかなと思ったりもしたのですが、面倒くさくてやめてしまいました。
時間軸を戻しましょう。
ギリギリなので目的の駅に着いてから改札を出る前にチャージかな?と思っていたのですが、駅にギリギリについてワンチャンイケると思った私はチャージを始めました。
電車は行きました。
次の電車まで20分。おい!
ドラッグストアで飲み物買うのも諦めたのに!買えたやんけ!
とやり場のない怒りを抱いたりもしましたが、落ち着いて読書に励みました。
返却期限が迫っておるのです。
と、そんなこんなで電車に乗り、乗り換えて、新橋駅到着。
そうです新橋演舞場の最寄り駅は東銀座ですね?
新橋演舞場あるあるですけれど間違えてないです。
私の最寄駅から考えると数十円安くなるので新橋駅から歩くことにしたのです。
これが「趣味:貯金」と「趣味:アイドル(宮舘涼太/Snow Man)」を持ち合わせた人間のやることです。
一つ心配事としてはかなりの方向音痴な私がグーグルマップを見ながらでさえ新橋演舞場へたどり着けるか。
たどり着けました。
本当に何も起こらず一度も道を間違えず(?)たどり着くことができました。
どっちに行こうかいつ曲がろうが迷ったくらいです。
まあちょっと行き過ぎて新橋演舞場に着いたときには入場列の最後尾とは反対側に出てしまいましたが……。
まあ合格ですわ。
売店で右往左往しつつも筋書を購入(慣れてなさ過ぎて「SANEMORIの筋書」をうまく伝えられなかった…)し、みんなが持っているチラシがどこにあるのか分からずさまよい、何とかゲットして座席に着きました。
時間もぜんぜん余裕でしたわ。
次回以降の油断に繋がらないように気を付けなければ。
しばらくして気づいたのですが、2階席の正面?に舘担が多く生息していたようで驚異の赤率でした。
新橋演舞場の座席が赤い天鵞絨?別珍?なのでみんな忍者かと思いました。
もちろん1階席にも赤い人はちらほらいました。
私も何日かは赤い服装で行こうと思っていたのですが椅子に溶け込みそうなのでちょっと悩んでいます。
※これを読んだ舘担は努めて気に留めないようにしてね!好きな恰好で行こうね!
ツイ廃なので舘担忍者説を呟こうとしたのですが、電波弱小楽天モバイルは圏外になっていました。
うわ!デジタルデトックスを推し進めてくるタイプのデジタル製品だ!
ということで電源を切り、iPod touchも電源を切っていたので時間が分からなくなりました。
手持無沙汰なので読書。
といっても始まる緊張感からそれほど読み進められませんでしたけど。
そしてとうとう場内が暗転し、開幕です。
2.本編
プロローグ 越中俱利迦羅峠の場
きゃっ🥰初っ端から舘さん🥰
まあ事前のネットニュースなどで知っていましたが。
思っていたより聞き取りやすい口調で良かったです。
後から知ったのですが、主役周りはあえて現代寄せの話し方だったらしいです?
何で知ったのかな……何かネットニュースだったような……。
ソース出せずにすいません。
私は演技どうこうといった感想は不得手なのでしませんが、舘頑張ってるね🥰という感情でいっぱいでした。
そして手塚太郎。
前回は阿部が演じていましたが、キャラクター的に阿部にぴったりだな!と感じました。
ああ阿部が演じていたのも見てみたかった……とないものねだり。
序幕第一場 都白河義賢館の場
正直女形の話し方は癖があって舘様ネタSnow Manネタがあったことくらいしか分からなかった(笑)
でも筋書のあらすじを読んで葵御前の安産祈願の帰りだったのねと分かりました。
また九郎助、小まん、太郎吉の3人が折平の暇を願い出るのもそういう経緯だったのかと。
九郎助の話し方は聞き取れました。もはや聞き取れるかどうかが第1ハードル(笑)
予習と違った箇所は何点かありましたが(折平の正体を知っているかどうか、長田太郎が登場しない(してないですよね???)など)、音声ガイドなしでの観劇だったのでやはり予習していて良かったと思いました!
本当に話が逸れますが、忍たま3年生の中では浦風藤内が1推しでした(笑)
閑話休題。
突然平家方が攻めてくるのでびっくりしましたが、派手な立廻りでしたね~。
正直「そうはならんやろ」の連続でしたがまあそれが歌舞伎。
ちょっときもい感想ですが、舘の息遣い(演技)が響いていて良かったですわ。
しかし義賢さん「葵に○○と言っておけばよかった」って言うけどいやお別れの際に伝えときなさいよと。
観劇しながら内心ツッコんでしまいましたわよ。
戸板崩しやはしごのやつはノットフォーミーでしたが、息遣いと鍔の音が心地よい空間でしたわね。
序幕第二場 矢橋の浦の場
塩見忠太と部下の集団かわいい。
突然ですがワンピースで言うならスパンダムさんのような典型的クズ上司キャラクターが好きなんです(突然のワンピース)。
パワハラ上司(しょうもない間抜け)と口答えする部下のパワーバランスがかわいい匙加減でしたね。
個人的に推しキャラになりそうです。
さて小まん。つええ。
こいつ強いぞ。
序幕第三場 湖水御座船の場
満を持して市川團十郎登場。
オタク心としてはここまで團十郎が登場しないと團十郎ファンとしてはどうなんだろうと思わないでもないのですが、筋書にある石川さん(脚本)のお言葉を読んで「そりゃそうよね~」と納得させられました。
我々は2023年最初の登場を見ていたのね……。
小舟三艘のシーンでは動き方が不規則で気になりました!
遊園地のコーヒーカップみたい!
下の大きな円は動くことは知っていましたけど、それだけじゃない不規則な動き……モーター?などと考えていました🤗
さておっっっきな船登場!迫力ありますわね!
そして雅な方々の台詞が聞き取れない!!!
うわー!!!(錯乱)
まあ話の大筋にはそれほど関係ないでしょうということでお三方が誰なのかも分からず鑑賞していました。
さて小まん登場。
船に上がるところは本当に水の中から上がるような動きで凄いな~と思いました。
で、推しキャラの塩見忠太も登場。
なんやかんやあって小まんの右腕は飛びます。
びっくりしちゃった。
歌舞伎のこういった小技、というと失礼か、ギミック好きでしたわ!
二幕目 九郎助住家の場
さてじじいと孫。
腕を拾うて喜ぶなんて物騒な子どもですわ。
それよりなによりじじいてめえ小まんが白旗託されるの見てたろうし本当の最初は一緒に逃げたし途中で小まんとはぐれて(?)今も帰ってきてないんだから察しなさいよ!の気持ち。
物語進行上?気づいていたら腕を産んだムーブができなくなるのでしょうがないとは思いますがじじいお前耄碌しすぎやぞの気持ち。
ばばあは立ち会っていないので許す。孫もまあ(数えで?)7つだから許す。
さて実盛「物語」。
これが「実盛物語か~。確かに扇子を使ってるしなんか予習したような台詞も言ってるな~(○○でやったところだ!現象)」と思っていました。
特に感慨もなく(笑)
じじいやっと取り乱しました。
でもまあ色々と当時の価値観で丸く?収まりましたとさ。
産気づく葵御前。
ここで個人的衝撃シーン。
「実盛おじが(うろ覚え)つねつねしてしまうからな(うろ覚え)」!!!
「つねつね」!!!
久しぶりに「萌え」というのを感じました。それだけです🤗
さっきまで敵対しとったのにな。
そして突然の瀬尾。
いや突然ではないですが。
首を落とすシーンは「どうするんだろ~」とのほほんと構えていたのでびっくりしてしまいました。
やっぱり歌舞伎ギミック好きです(笑)
そして突然の小まん。
運び屋さんたちさ、人が死ぬなんて茶飯事なのかもだけどあっさりしすぎやないですか?
まあ時代か……。
そして突然のSF(?)展開。びっくりしちゃったわ(笑)なんでやねん(笑)
「そして突然の」を連発しているところからも驚きの連発だったことをお察しください(笑)
実盛と太郎吉との約束、これが多分エモ(てきとー)。
大詰第一場 加賀国源平両陣の場
小さな太郎吉とおくるみ駒若丸、からの手塚太郎と源義仲。
シンプルだけど驚く演出でしたね。
個人的な愚痴ですが1階後方で同じような青い光が出ていたのでそっちも何かあるのかと思って見ていたら入れ替わり演出見逃しました。
場内が明るくなって目が慣れてきたら座席移動している観客でした。
お前(どんなに致し方ない理由があったにせよ)許さないからな🤗
まあそれは置いておいて。
手塚太郎と義仲の掛け合いも良かったですね。
未練がましいですがだてあべでも見てみたかった~!
詮無いことですけどね!
さて戦い。
まあ殺陣は「そうはならんやろ」になってしまうので割愛します。
大詰第二場 篠原野陣の場
ちゃちゃっと大将(?)捕獲。
からのお茶目な手塚太郎。愛されキャラだね!
個人的には「実盛(親の仇)-太郎吉(親を殺された子)」の方が実際に会っている分「実盛-義仲」よりも関係性が深いように感じてしまうのですが、いややっぱ「実盛(命の恩人)-義仲(忠義を立てた人の子/命を救われた子)」が深いか。
忠義とかそういった価値観の対極にいるような人間だからな~(私が)。
でもまあ違う価値観に出会うのもフィクションの楽しみ方ですからね。
その後の世の中は義仲ちゃんが望むような平和な世の中になったのでしょうかね。
「鎌倉殿の13人」は見てないですけど多分なってないですね(笑)
ということでサクッと終了!
旗
どのタイミングだったか、忘れてしまったので個別で書かせてください。
舘の旗捌きヤバくなかったですか!?!?!?
めちゃ格好良かった🥰
いやもう語彙の死ですよ、「格好良い」としか言えない。
もともと旗振る演出好きなタイプ(どんなタイプだ)ではあるんですけど、人生で一番格好良い旗捌きでした。
もう本当、目に焼き付けておこう🥰
カーテンコール
ちょっと適切な言葉が分からないのでカーテンコールとさせてください。
Twitterでもちょこちょこ言われていますが、握手良かったですね!
私は座席が遠かったのでてっきり前に勧められたのに間違えて握手したのかと思ったのですが、そこまでお茶目ではなかったですね(笑)
いやあSANEMORI初日に心からの拍手を贈れてよかったです🥰
ということで、私の初・歌舞伎、初・SANEMORIは幕を下ろしたのでした。
3.ここが良かった好きだった!ここがノットフォーミーだった!
(1)ここが良かった好きだった!
・黒衣や端役の動き
歌舞伎入門書のどれかに「歌舞伎役者が好きな人もいれば物語が好きな人、音楽が好きな人や舞台装置が好きな人など、いろんなファンがいる」とあったのですが、私は「黒衣や端役の動き」が好きな人らしいです。
性格が悪いのは重々承知なのですが、不測の事態が起こった時の対応を見るのが好きです。
1月6日夜公演で言うと、戸板崩しや船上のシーン、花道のべりべりがはがれすぎてしまったのをスーツのおじさんが直しに来たのも好きでした。
戸板崩しのシーンでは舘(義賢)そっちのけで板を蹴りまくって調整し奥の端役に「直せ直せ!」とハンドサインを送る下手前方の端役に釘付けでした(笑)
ROTで後輩を叱る佐久間を思い出していました(笑)
不測の事態ではないですが、黒御簾?の中で義太夫節の方が水分補給しているのが見えてしまって得した気分になりました。
ほんと性格悪いですけど、隙があるのが好きなんですね(笑)
普通にしているところでいうと、自分の仕事がない時には義賢の後ろで体育座りしている黒衣は非常にかわいらしく感じましたね。
・ギミック的な?ところ
先述していますが、ひっくり返って首が落ちるところや腕が飛ぶところは好きでした。
またギミックではないですが、馬の首がリアルすぎて最初(花道から出てくるところ)本物が出てきたかと思いました。
リアルな首と人の足のアンバランスさがおもしろかったですね。
それにしても二人がかりにせよ人1人乗せるのは凄いですね~。
・三味線&親切太鼓トリオ
義太夫で歴史を感じさせるのに三味線でかき鳴らしまくっててビビりました。
でも私が歴史を知らないだけで昔からあんなにかき鳴らしていたのかしら。
いずれにせよ圧倒されましたね。
親切太鼓というのは私が勝手に呼んでいるだけですが、トイレから帰ってきたら太鼓を演奏されていて、なるほどこれで「もうすぐ始まるよ~」と言っているのかなと思って呼んでいます(笑)
楽しそうで非常に良かったです🤗
・落下物の量
滝沢演出に慣れていたので(笑)これが適量か(笑)と思いました。
最初に降ってきた時には流石に少ないかと思ったのですが、後から適量振ってきました(笑)
・筋書(パンフレット)が親切
めちゃ親切でした!
正直見ても誰がどの役者かなどは分からないのですが、幕間に読むとけっこうがっつりあらすじが書いていたので開幕前に読むのもオススメ。
俳優の顔写真も乗っていて親切だな~と思います。
またSANEMORI関連だけでなく歌舞伎の基本的な知識も載っているので、初心者にも親切設計だな~とひたすら親切さに感激しました!
(2)ここがノットフォーミーだった!
・殺陣
やっぱり金と技術力にものを言わせるハリウッド映画じゃなきゃ俺はだめなんだ…(言い過ぎ)。
「そうはならんやろ」という観念に支配されます。
まあ想像力と柔軟性の問題でしょうね。
・子役の演技
事前学習で子役の演技がどのようなものかは知識として知っていたのですが、だめでした。
あの一本調子のハイトーンボイス。
自分の仕事をまっとうしていて素晴らしいですし、普通に微笑ましいんですけどね。
これぞノットフォーミーという感じでした。
・義太夫節
最初文章が認識できませんでした。
まあ最初も最初なので「アレッ?なんか状況説明しておるぞ?」と気づけて良かったですが、気づいた後もちょこちょこ理解に努めているのに理解できない箇所がありました。
こういう人はおとなしく音声ガイドを借りるべきですね。
・双方向的な空間
まず劇中の拍手がダメでした(致命的)。
いちいち拍手せにゃいかんのか……と最初に心折れ、後は空気を読んで何となく拍手していました😥
そもそも拍手で台詞やナレーション的役割の義太夫節が聞こえなくないですか?
でもそういう文化だからしょうがないのですかね。
やっぱり私は一方方向の民なんだなと思います(笑)
一緒に作り上げる気持ちが足りない(笑)
4.その他気になったところ
筋書の出演者の中にひと際顔写真が幼い俳優さんがいらしましたね。
顔写真更新していないのかな~とか思ったりもしましたが、上演中も軍兵の中に一人背の小さい方がいらしたのでその方かな?とも。
帰ってから年齢などを調べようと思ったのですが、そのうちの一人は手塚太郎役じゃないですか!市川福太郎さん!
今21歳なんですね。
顔写真は中学生くらいに見えるので更新されていないのか、それとも驚きの童顔なのか(笑)
何となく西畑大吾に似ています(笑)
ウィキペディアと歌舞伎美人の古い記事、歌舞伎俳優名鑑を貼っておきます。
もう1人は市川福之助さん。
福太郎さんのウィキペディアに弟だと記載が。
彼も歌舞伎俳優名鑑のページ貼っておきますね。
2005年生まれなので17歳か18歳ですか。
じゃああの背の低い人は単に背が低い人だったんですね。
誰なんだろう……?
兄弟そろって部屋子?という存在とのことです。
そうなった時に撮った写真だったのでしょうか?
5.おわりに
途中「ノットフォーミー!」と文句(?)を言っているところもありましたが、全体を通して非常に楽しめたと思います。
最後の拍手は義務感だけではなく、本当に「この演劇を見せてくれてありがとう」の気持ちで贈りました。
今後も千穐楽まで駆け抜けていってほしいです🥰
ということで、本日はここまで!
お読みいただきありがとうございました、ささめ丸でした!
<その他の感想はこちら>