こんばんは、ささめ丸です。
先日も、小説よりも実用書(?)をよく読むという話をしましたが、その中でも「片づけ」と「お金」にまつわる本が大好物です。
今回はお金にまつわる本の感想です。
「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」(マネー・ヘッタ・チャン、2009)
いつも図書館で本を借りて読んでいるのですが、あまりよく見ずに「あっこれ借りよう」と手に取るので、家に帰って2~3ページ読むまで外国の本だと思っていました。
「マネー・ヘッタ・チャン」・・・・・・。ハンドルネームですね。
(ハンドルネームって今使いますか?)
ぱっと見奇跡的に面白い名前になった中国系アメリカ人が書いたと思い込んでしまいました・・・。
各章のタイトルも日本語的なダジャレが多くて、「すごいいい感じの翻訳したな~」とのんきに感心してました。
さて、中身の方ですが、馴染みのある童話をベースに、実際に(主に?)日本であった出来事を紹介しているようです。
(ヘッテルとフエーテル、カネヘルンの笛吹き、ピノキオ銀行etc...)
章の最後には悪者(グリーム婆さん)視点での解説が載っています。
私は今22歳なのですが、何となく「この人のことを言っているんだな~」と分かるものから、「こんな事件があったのか!」と初めて知るものまでさまざまでした。
「お金大好き」かつ「深く考えることが苦手」なささめ丸にとっては、寓話集としてとても参考になりました。
フエーテルという、お金が大好きで、いつも「どうしたら(苦労せずに)お金が増やせるのか」と考えているキャラクターにシンパシーを感じずにはいられませんでした。
私はまだ騙されてないし失敗していないだけで、フエーテルよお前は私だ・・・状態でした。
作者の文章の書き方としては、ちょっと意地悪かな?と感じました。
読んでいて、そこまで言わなくても・・・と感じることが多かったです。
でも寓話だから多少厳しいのはしょうがないですね。
きちんと解説ページで思いやり(?)は感じ取れるのでそれに助けられながら読み終わった感じです。
さらっと読めるので、私みたいに「あ~お金がほしい~」が口癖の方は一度読んでみてほしいと思います。
それでは、本日はこれまで。
ささめ丸でした!