にほんごではなそ

豊かな日本語表現を獲得することを目的としたブログ/最近はSnow Man多めです

[感想]滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie/虚無が深すぎて這い上がれなかった

こんにちは、ささめ丸です。

先日滝沢歌舞伎(以下略)を鑑賞してきました。

本当は初見後、誰かの感想を見ることなく感想を述べたかったのですが、遅筆どころかログインすらしない人間ですので、少々人の感想も読んでしまっています……

まあ基本的に性格の悪い感想文ですので、他の人の影響を受けていたり受けていなかったりまた受けていたり……(セリフは乱用するタイプ)

 

そんなこんなで前置きはここまでにして、以下感想文です。

当たり前のようにネタバレだらけですので、未見の方はお気をつけてください!

 

 

1.はじめに

 まず本記事のタイトルから察していただけたと思いますが、酷評です(白目)。そもそも滝沢歌舞伎ZERO(2019年舞台)のDVDを見てから滝沢歌舞伎は自分の感性には引っかからないなあと思っていましたので、まあ予想の範囲内です。それなのに公開初日に見に行くあたり、かわいいオタクだなとでも思っていただければ。

 虚無が深すぎて這い上がれなかった(初見)のにも関わらず、舞台挨拶ライブビューイングのために2回目を鑑賞するという愚行。いや、愚行ではないんですけど、その日夜勤入りの日だったのでだいぶ無謀なことをしたなと。だからこの文章、夜勤明けの仮眠後から書いてます。ぐっすり眠れました!

 この後は演目ごとに感想を述べていければなと思います。また二幕はそれぞれのキャラ評も入れたいなと。ここで新たな試みですが(大げさ)、私が2回見て感じた虚無レベルを1(★☆☆☆☆)~5(★★★★★)の5段階で評価してみたいと思います。評価基準は聞かないでください、気分です。それでは、以下より本編の感想(ほぼ酷評)です。

 

2.一幕

(1)現代?未来都市?パート(★★★☆☆)

 まず言いたい。英語で語りを入れるのであれば字幕をつけろ。勉強不足で申し訳ありませんけど(嫌味)、あの語りの内容はSnow Manファンであれば九九のように常識として知っておくべきものだったのでしょうか? まあ何となく(マジで何となく)意味は分かったような気もしますが、リスニング翻訳理解はマジで要らんストレスを与えるのでやめてほしい。

 あとは謎の外国人。誰やねん? 彼女が歌い出した時には彼女はセイレーンか何かで仲間の女を呼び出しているのかと思いましたわ。少年危ない! 冗談は置いておいて。正直英語ー日本語のコミュニケーションもなんでやねんとは思いましたが、ふわふわフィクション滝沢歌舞伎に整合性を期待するだけ無駄だった。

 また未来都市ですが、未来都市である意味が本当に分からなかった。一幕は未来都市の中央の建物で行われているショーであるのだろうな、とは思いましたが、本当に未来都市である意味が分からなかった(二回目)。恐らくは滝沢歌舞伎の演目自体が未来都市で行われているかのような先進的な?ショーであるという自負があるのかもしれませんが普通に現代の虚無舞台だから何とも言えない。そもそも未来都市が出てきて、CGはまあ普通にCGとしてすごいなとは思いましたが(ハリウッド超資本映画を見てきた者の上から目線)、あのシーン自体が「CGを見せたいが故のCG」といった風に感じられて非常に良くなかったです。そもそも若干デザインがダサい。

 CGというくくりで言うと、少年と女性が乗っていた船はあれでよかったのでしょうか? 船には全く明るくないので種類などは分かりませんが、絶妙にジェット機が飛び出しそうな(平たいから)飛び出さないような(短いから)船ですね。それでええんか。

 そして何より「滝沢歌舞伎ZERO」の本です。何なんあの本。表紙縦書きで開き方は横書きの本。恐らく中も横書き、なのにめちゃめちゃ古い感出してくるビジュアル。百歩譲って資料集的な、横書き本文古いイラスト的な本なら良いのですが、あの経年感出してきてそれは混乱します。文面から分かります? 私あの本が出るとパニックになるんです!(感受性豊かすぎ) あれか?本当は英語で書かれていたけどあの少年の英語力を以って和訳しながら朗読していたのか? すごく能力が高い。考えれば考えるほど迷宮入りしそうなのでここらで終了としましょう。

 さていいところも言わなければな。最初のベベン!と人形とか白面が出てくる場面は当初は「なんでやねん!」と思いましたが、だいぶん好意的に解釈すると子どもの恐怖心の具現化ですからね、良いとしましょう(「子どもの恐怖心の具現化」で数多の作品を乗り切ってきたささめ丸。それは盛りました)。あと冒頭のSnow Man紹介の映像は格好良かったです!

 まだまだツッコみどころは出てきてしまうのですが、キリがないのでここまでとしましょう。この項目だけで1,000字くらいあるぞ!

 

(2)ひらりと桜(特に虚無はなかった)

 うん、舘が良かったです(感想が薄すぎる)。あとやっぱり深澤さんの「宵闇に映る花びらは」の「花びらは」の歌い方が大好きだなと思いました(感想が薄すぎる)。

 

(3)九剣士(★★★★★)

 初見で一番虚無ってたような気がしたのですが、まだ2個目の演目だったんですね。個人的に衝撃が大きかったです。ハリウッド超資本映画を見てきた身として(まだ言うか)、どうしても内容に意味を求めてしまうんですね。どういった理由で戦っているのかという理由を探してしまうのです。しかし九剣士に関しても、途中の1~3人で抜刀するカットが挿入されたことにより「殺陣を見せたいから殺陣をやる」というものだと判断したので、認知のズレが生じて大混乱を引き起こしました。結果「偏差値35くらいのヤンキー高校の抗争かな?」という結論に陥りました。というかあのグラフィックのよいゲームのキャラクターみたいな女性は誰? 一人だけ洋風だからびっくりしちゃったよ。もうちょっと和風に寄せても良かったのではないかな? 和洋折衷ってそういうことじゃないと思うよ???

 あと、「血を欲すれば悪となり、涙を欲すれば善となる」ってよく考えなくても意味わからなくないですか? 何か有名な言葉で私の学がないだけなのだろうか……(だけど僕は…調べな~い!) 刀に涙を欲するって、なんだか悪っぽい感じがするな~と思い、映画館で「どっちも悪じゃね?」となりました。でもあれか、ALI PROJECTの歌にもあるんですよ、『剣を清めん 跪き 涙以って』(「楽園喪失ーParadice Lostー」より)という歌詞が。そういうことなんでしょうか? そこまで腑に落ちてないですが、まあ気にせず行きましょう。

 さてよかった点ですが、やはり何より舘さんの顔が良い。「悪か善か」がテーマだと思うのですが、舘さんの表情の作り方は完全に悪でしたよね? 非常に良い。楽しそうで何より。笑顔がキュートでそれだけで救われます。「めちゃめちゃ楽しそうにJr.斬るじゃ~ん(ハート)」といった感想が全てです。かわいい(語彙力の低下が著しい)。

 その他のメンバーについてはあんまりよく見ていなかったのですが、渡辺さんと阿部さんは悪の方を担当されていましたかね?阿部さんの最後の舌打ちが本当に意味不明なんですけど監督と演出の人説明してほしい…… もしかしたら阿部ファンへのサービスなのかもしれませんが、謎。あんなに斬って斬って斬りまくって満足気なのに舌打ち1つ残すってどういう了見なのでしょうか? これもまた謎……

 そういえばこの演目は向井さん始まりでしたね。いつもとだいぶ顔(表情)が違ったので驚きました。最近絶賛向井沼で溺れている姉(担当は定まっていない)が絶賛していましたよ。私も黒目がちの向井さんの表情は良いと思いましたよ。ちょっと宇宙人っぽくて怖かったですけれど(白目が全然見えなくて)。あと影山さんの語りが良かったと思います。

 これは私信ですけれども、上映前にマナー動画でキャーキャー言っていた女子高校生さんへ。「マナー大丈夫かな?」とか思ってごめんなさい。上映開始後はきちんとマナーを守っていましたね。どっちかっていうと、初見で殺陣の虚無(この人たちは何故斬りあっているのか?)に耐え切れずポップコーンを貪り食っていた私の方がうるさかったと思います。でも映画館で売っているポップコーンなので許してください(下衆い大人)。

 

(4)変面(★★★☆☆)

 さて変面も特に感想という感想はないですね。いつもより少なめに変わっております!って感じでした? そうそう1回目に「おや?」と思い2回目に確かめようとしましたが分からなかった点が1つ。バレエダンサーがスパンコール半球の傍で踊っている時、顔変わりましたか? 顔の前を腕が通る振りの時、一度変わったような気もするのですが、ダンサーの顔の差が覚えられていないのと一瞬の出来事でしたので分かりませんでした…… どうせ(言い方が良くない)DVDが発売されると思いますのでそちらで確認しようと思います(もう一度3,000円を払う気は全くない)。

 変面ってやりすぎるとくらくらしそうですよね(頭を鋭く振るので)。また、虚無過ぎて変面の仕組みについて思いを馳せたりしましたが、私のあまり良くないおつむでは分かるはずはなかった。こんな感じかな?と思う仕組みは2通りあるのですが、説明するのが面倒くさい上にどうせ違うので割愛します。

 

(5)Maybe(特に虚無はなかった)

 昨年の滝沢歌舞伎のDVDを見て、「どうせラウールオンステージだろ」と思っていました。タッキーごめんね。深澤安定感さんと阿部安定感さん良かったよ……! がしかし私はもともとラウールさんのダンスは全く好みでないのでこの演目にこれ以上の感想はないです。深澤さんの顔がとてもよかった(舘最推し深澤顔ファンの感想)。

 

(6)My Friend(虚無とは異なる何か)

 いや面白すぎんか。幼馴染シンメが宇宙空間(恐らく星空のつもりで作ってるとは思うのですが)で歌って吊られてるって…… フライングは遠目から見るからいいんだよ、というのがよく分かりました。逆さづりの舘さんの顔…ファンだから許せるけど、だいぶ普通に逆さづりの顔をしていて「うっ」となりましたよ。あれは遠景で良かったと思う……

 あとね、これを言うのは酷かもしれませんけど、だいぶフライングの立方体のブレが気になったのですよ。舘さんはフライングのプロではないし、プロでも体勢を変えるときはブレてしまうのかもしれませんけれど、もう少しブレが気にならないようにできないかな…と思いました。いや分かるけど、舘さんがフライングで技を決めているところを写したいのは非常によく分かるけど、もう少し渡辺さんを写すなどしていい感じにできないもんですかね?と思ったものです(素人目線でよく言うよ)。

 これらの理由で、一幕の舘さんの見どころ(?)がMy Friendなのは少し残念だな…と思ってしまっている次第です。本人も、メンバーも、制作側も(大)満足しているとは思うのですがね。これは私が細かいところが気になってしまう性質だからなので諦めます。

 そういえばMy Friendのラスト、舘さんが落下するところについて。全国公開前の特別上映を見に行った人の感想であまり良くない感触の感想があったので身構えて行ったのですが、特に気にならなかったですね。次の少年が水の中に落ちるシーンに繋げたいんだろうな、と思ったくらいです。My Friendだけで考えると全く必然性のない落ち方だったと思いますが、「よしよしタッキーそうやって繋げたかったんだね」(何様)と思えばまあ了解可能な演出でしたね。舘さん→少年の流れはとても滑らかで映像としては良かったと思います。全ては少年の見た夢だと思えば話の整合性も取れますしね!

 最後の渡辺さんの表情はどのような感情だと思いますか? 一緒に見に行った姉は違う感想だったのですが、私は「やっぱり落ちるよな」といった諦観(?)のような表情だと思いました。あの宇宙空間は繰り返している……!?

 

(7)組曲(★★★★☆)

 お前たちは毎度毎度(2019年と2020年しか見てないけど)何を追い求めて何を掴み損ねているんだ!?!?という感想ですね。

 そもそも女性ダンサーパート要ります? 究極の和のエンターテイメントとして考えても脈絡がなさ過ぎて女性ダンサーの雇用創出機会かな?と思ってしまいました。いや、映像としての綺麗さはもちろんありますよ? でもね? ここでやる必要ある?とは思いました。あと桜の精みたいな人、あれは何字バランスなのでしょうか?何であんなにフラッフラなのにOK出されてしまったのでしょうか…… 最初はフラフラ過ぎて片方だけJr.がやっているのかと…… ここら辺も掘っていくとツッコみというか愚痴というか、いろいろ出てきてしまうのでやめます。

 さてダンスですが、2回では舘さん以外を見るのは中々難しいので全体的なことは言えませんが、もちのろんで舘さんは良かったと書き残しておきます。仰向けの謎懺悔パートでも顔がよろしい。あと横一列で花魁道中かな?という振りがあったので「和っぽい!」と思いました。

 

(8)五条大橋(特に虚無はなかった)

 こういうこと言うと岩本さんファンに殺されるかもしれませんけど、岩本さんって弁慶とか新吉親分とかやるとビジュアルがあんまりよろしくないですよね……? Weiboの岩本さんに殺された側の人間なので、その点不思議でたまりません。パンフレットはまだパラ読みしかしていないのですが、記憶がないくらい役に入り切っているとのことですので、そういうことなんでしょうね(感想が薄い)。

 さて佐久間さんですが、ストーリーテラーっぽくて様になってましたね! やっぱりオタクは声の作り方が違いますよね(オタクに対する偏見にまみれている)。欄干にちょこんと座っている佐久間さんがかわいかったです。

 

(9)腹筋太鼓(★★★★★)

 さて滝沢歌舞伎名物(虚無)のお時間がやってまいりました。まず、向かい合ってハァハァするのはどうしてです? そして向かい合って叫び合う意味とは? 飛沫飛沫っと思いながら見ていました。あとね、目黒さんの雄叫びは雄叫びだったのですけれど、ラウールさんの叫び声はもう少し頑張りましょうという感じでしたね。舘さんの叫び声があまり聞こえてこなかったのが個人的に救いでした。

 さて、腹筋太鼓はSnow Manにハマる前から恐らく歌番組などで存じ上げていたのですがその時から印象最悪で今でも変わっておりません(わざわざ宣言する意味とは)。けどまあみんな頑張ってんだろうなと生暖かい目で見ることもできるようになっては来たのですが、ここで自分の見解を述べておきましょう。恐らく制作再度の意図としては「つらいことを頑張っていること」「つらそうなアイドル」をパフォーマンスとして見せたいのだとは思いますが、そういう「熱血っぽい」「体育会系っぽい」ことが苦手な人間としては見てて引いてしまうんですよね。なんていうか、表現したいものがあって頑張っているのは良いんですよ。でも「頑張っていること」自体を提供されてしまうとソレジャナイというか…… 「頑張る」ことはプロセスゴールであってタスクゴールではないというか…… てな感じで私の感性には全くハマらないのです…… 残念。

 ここで宮舘さんについて語っておきます。例にもれずほとんど舘さんしか見ていません。パンフレットの写真も込みでの感想ですが、やっぱり体つきがどっしりしていて好きです(語彙力)。和太鼓が和太鼓叩いているみたいですよね(コラ)。男たちが向き合っているシーンでよく分かるのですが、肋骨が開いていることを発見して嬉しくなりましたね。何故かって、体格体形は全く違うのですが私も肋骨が開いているタイプだからです。だからちょっと嬉しいです。あと腕がもう、もりもりで素敵です。岩本さんみたいな細くて筋肉だらけ(言い方)もいいとは思いますが、やっぱり推しの贔屓目か、舘さんが凄い好きですね(単に推しが好きなだけとも言う)。あとこれは概念として「筋肉の上を脂肪が包んでいる」という事象が好きなので、結論を言うと舘さん最高です(「概念として」というのは前述の事象を好きになったきっかけがとある小説のマフィア(でっぷりとした体形)なので、単に体形のことじゃないよ、という留保のためです)。腹筋太鼓シーンと向き合うシーンを比較すると、向き合うシーンで少しお腹を引っ込めているのでは?という疑念がわくところもひっくるめてかわいいです。かわいい。

 肝心の太鼓シーンですが、特に感想ないです。舘さんの配置的に阿部さんの掛け声と近いタイミングでしたので、少し高めの舘さんの掛け声と低めの阿部さんの掛け声の対比は好きです。

 その他のメンバーですが、やっぱり腹筋太鼓は岩本さんが優勝ですね。何より涼しい顔をしてやっているのが好ましいです。その点は舘さんもですがやっぱり筋肉師匠が一番涼しかったかなと思います。

 

(10)Make It Hot(特に虚無はなかった)

 唐突な蛍光色でどうした?と思いました。だいぶドラマ(簡単な~)に引きずられてませんか?と思ったけどまあいいか。蛍光衣装自体は好きですけれどね。どういう意図で蛍光色にしたんでしょうか? 教えて衣装さんと舘さん。

 

(11)Crazy F-R-E-S-H Beat(特に虚無はなかった)

 衣装マイナーチェンジですね。佐久間さんの青髪が綺麗に映えていたと思います。もちろん主に舘さんを見ていたのですが、ほぼ、というか衣装以外YouTubeバージョンでしたので主だった感想がないという状況です。とりあえず舘さんは良かったです!(苦しすぎる感想)

 

(12)Black Gold(特に虚無はなかった)

 噂の新曲だ~。すっごい海外風味ですね。韓国っぽいというか? まあ音楽のことはよく分からない(アリプロアリプロじゃないかレベル)ので置いておきましょう。

 個人パートは佐久間さん、向井さんと来て次に舘さんでしたよね? ちょっと苦手な歌い方ですけれどもまあ推しなので私の耳なぞどうにでもなります。次に…誰かな。歌詞を確認したところ恐らく渡辺さんですね。やっぱり渡辺さんはこういうパートを任されるのですね。で、次が阿部さん。阿部…誰か阿部にウォウウォウ以外の歌詞パートをください……! 先日のグランドール初披露でもウォウウォウしかしてなかった……! まあそのウォウウォウがとてもいい声なんですけどね。さて次、岩本さんかな?で、目黒さん。私は目黒さんの癖のない歌声が好きなのでここのパートで良かったな~と思います。ただ、阿部さんは目黒さんの「さてね」みたいなポーズがうらやましいと仰ってましたが、私は小指で眉毛をなぞる謎アクションに目が釘付けでしたね。どういう意味なんだアレは……? 次が深澤さん? 深澤さんもウォウウォウパートでしたね。まあ声が綺麗だし誰かがウォウウォウしなければならないとなったらこの2人なのかもしれませんが…… まあ今後に期待ですね。最後ラウールさん。私は常々言っている通りラウールさんのダンスは苦手なのですが、脚のみ映っているときのコンパスのような脚捌きは非常にお洒落でしたね。

 さて、全員パート。例にもれず舘さんしか見てません。しかし白い衣装良いですね。格好良いです。歌全体ですが、まあ多少苦手な歌唱パートはありましたが総評としては良い感じの曲だと思いました。ダンスはほとんど覚えていないのですが、五関さん(本当はごっちと呼んでいる)が振り付けたんだなあ…と感想のような感想でないような一言を置いておきます。

 

(13)五右衛門ZERO(私の感性が歌舞伎に合わなかっただけ)

 恐らく歌舞伎の親切心だと思うのですが、何度も名前を呼ぶので「もうやめてくれ!」となってましたね。歌舞伎は見たことないので恐らくですが、恐らく歌舞伎の文化だと思うのですが…… 結論としては私に歌舞伎はまだ早いということで。

 あ、化粧パートですが、宮舘さんと佐久間さん、阿部さんについては確信が持てたのですが、岩本さん?ラウールさん?あと誰?みたいな風に混乱していたのでまだまだ修行が足りないですね!

 

(14)男と女の舞(全身バイブレーション)

 いや渡辺翔太面白すぎんか。せり上がり辺翔太。面白すぎて全力でマナーモードしてましたわ。

 さてその他。阿部さんが本当に綺麗! 女の人って感じがしました。お江戸でござる(通じるかな?)は白塗りじゃないけどお江戸でござるに出てた気がする(出ていません)。あと普段はシュッとしたお尻のラインなんですけど、完璧に女性のラインになっていて、凄かったです! 顔も完全に女の人って感じで、本当に良かったです。佐久間さんはすっごいかわいい女の子!っていう感じでした。最強すぎる。これは私の好みの問題なんですけれど、佐久間さんって私の好きなドラァグクイーンと女の子に顔が似ているのですよ。だからもう化粧したら最強だなって。興奮が文に現れそうなのでここでやめておきます。だめだ女形2名の破壊力が凄すぎる。

 さてせり上がり辺と女形2名の陰に隠れてちょっと影の薄い目黒さん。2回目でよく見たらちょっと七五三みたいで笑っちゃいました。でもよかったですね、昨年は歌舞伎パート出てませんでしたものね。渡辺翔太の両手に花は終わりだ!

 阿部ー目黒ペアは花魁ー純朴(野暮)って感じで、佐久間ー渡辺ペアは純真ー悪い男(?)って感じの対比が良かったですね。渡辺の印象は完全に昨年の両手に花に引っ張られてますけどね!

 

(15)総踊り・花鳥風月(特に虚無はなかった)

 昨年の白塗り総踊りも面白かったですけれど、まあ映画なら衣装変えますよね。花鳥風月の歌ですが、最初の方でずっと「月をネタに踊り続ける」だと思っていてだいぶ俗っぽい歌詞だな…と思っていたのですが正しくは「月を妬み踊り続ける」っていう歌詞でしょうか? 調べない人間なので投げっぱなしを許してください。

 やっぱり舘さんしか見ていなくて、そしてダンスも全然覚えていないのでDVDが出たらまたよく見てみようと思います! 結論花鳥風月の歌しか残ってないです^^

 

(16)一幕まとめ

 一幕の印象で言うと、演目と演目の繋がりが全然ないので、広告のないYouTube動画リストを大画面で見ているという印象でした! ただ、総合的に全然ハマらなかったのは分かりきっていたことなので、虚無舞台(映画だけど)初心者、精進いたします! あの3,000円は何に払ってたんだ? 推しの給料ーーー!

 あとこうやって虚無レベルを評価してみると、意外と虚無じゃない演目もたくさんありましたね。恐らく虚無パートの虚無が深すぎて他の演目の印象を覆いつくしていたのですね。

 

3.二幕(鼠小僧次郎吉

(1)お話の内容について(★★★★☆)

 映画好き舞台初心者の悪い癖ですが、昨年の話の続きが始まると思っていたのでまるっきり同じお話でびっくりしました。でも舞台ってそういうものですよね。慣れます。

 お話の内容についての感想はあまりなくて、銭形は1人でいいだろとか、鼠が死んだくらいでみんなして仕事の手を抜いてんじゃねえとか、あの終わり方はないだろとか、細々としたツッコみがあるくらいですね。

 ここでラストについてだけ語っておこうと思います。まず、最初に(昨年の舞台版でも思ったことですけれど)「ちゃんとオチをつけて!」と思いました。アレだと新吉親分の死ぬ前の幻覚ですけれどそのような解釈でよろしいでしょうか?(それは勝手にして) だって、もしも本当に鼠小僧が現れたとして、かなりの手遅れですし突然黒影組含めてポーズ取ってるの非常に謎です。でも大丈夫、アレは新吉親分の死ぬ前の幻覚だから。

 これは大人の事情ですけれども新吉親分の今際の際に誰も助けに来られないし助けに来ないのは、大人の事情だな~という感じが全面に出ていて、もう少しどうにかお話の中で理由付けできなかったのかな~?と残念な気持ちです。でも良いんです、彼らは大人の事情(「ここらで終わらせたかった」)という枷に囚われていたのですから。といった具合に制作側に甘い配慮もできますけれど、作品としては良くないと思いますよ(ハリウッド超資本映画で言うと、大人の事情でなぜか弾丸を避けられなかった某音速さんとかね!)。きちんと作品内で完結してほしかったです。

 

(2)それぞれのキャラクターについて

 お芝居自体はとてつもなく棒読みなメンバーもおらず、そこら辺でだいぶ助かっていたのではないでしょうか? これで某東から出てくる棒演技レベルの棒が居たら一気に虚無レベル駆け上がっていましたよ。さて次からそれぞれについて一言二言。

 

1)新吉(岩本照)

 先述の通り、新吉親分になるとあんまり格好良くない…… まあビジュアル面は置いておいて。演技については可もなく不可もなくといった感じでしょうか? まあ技術面はよく分からないんですけど。

 

2)お丸(深澤辰哉)

 お丸はかわいい。まあ幕間?の現代パートのうちわ台詞はちょっとやりすぎ……と思わないでもなかったですけど。やりすぎがちな深澤さんですけれど、きちんと演技するところは演技して、「女のフリした男」ではなく「女」だったなという印象です。特に好きな顔は最後の滝の中から出てくるところですね。パァッとした晴れやかな笑顔が素敵です。

 

3)進之助(宮舘涼太

 いつもいつも楽しそうで何よりです。そして40歳にしか見えない。元々顔の作りとしては実年齢より上に見えがちなところをキュートな表情でアラサーに戻していると感じておりましたので、40歳の演技をすると40歳にしか見えない…… 進之助衣装でいる時の舘さんは舘さん(アラサー)なのに進之助でいる時は進之助(40歳)なのとても良いと思います。

 だがしかしReal Faceは遠目で良かった(なんだか最推しを遠目に見たい人みたいになってしまっている)。

 そしてそして、映画版パンフレットの個人ページの写真にも選ばれた「徳俵の旦那おみぐし乱れシーン」、私は全然良くなかったです(白目) まあananでも語っていたし、本人をはじめ周囲の人も良いと思ったからこそのアレでしょうが、私の感性では受け止めきれなかった…… 百歩譲って映像の中でアレがあるのは良いですが、パンフ個人ページは他の写真にしてほしさがありましたね…… そもそも他のみんな一幕の写真じゃないか! そうしたって一幕からだとMy friendになる可能性が高いんですけどね…… 文句ばっかり言うオタクですまんな。

 

4)あべぞう(阿部良平)

 特筆すべき点はまあない。強いて言うなら(2019年版から思っていますけど)両手両足を持たれて振られているところから空中でしゃがむ姿勢になったところが凄いなと思いました。あと、犬の衣装のままで猫の演技をするのは面白シュールポイントなのでしょうがそんなに面白くないぞとだけ。

 

5)官兵衛(向井康二

 私は向井さんのことを演技班だと思っているので、今回も良かったと思います。もっと演技の仕事してほしい……

 さて向井さんというより官兵衛について。お前以蔵の心変わりに気づいてなかったんかい!とびっくりしました。滝の前で以蔵と目を合わせた時、確実に気づいている目をしていたと思ったのですが、いざ以蔵が裏切ると非常に驚き憤りを感じていらっしゃったのでこちらも驚いております。2019年版ではそこまで思わなかったのは、やはり映画ということで演者の表情がよく見えるからですね。あの顔は以蔵の心変わりに気づいていたと思ったのに…… 先を考えながら見てしまうので、以蔵裏切りシーンでは「やっぱりな…… そういうことならお前も殺してやるよ!!!」的な官兵衛を期待していたのですが…… まあ過ぎたことは気にしないこととします。まあこのお芝居は小物しかいないと思っているので悪役も小物じゃないとお話になりませんものね…とでも思っておきます。

 

6)半兵衛(目黒蓮

 私は二幕だったら半兵衛が一番好きかもしれません。振り切ったバカ(アホ)ってとても好ましいです。12/6の舞台挨拶(1回目)で目黒さんが自分の演技について「うわ気持ち悪いなぁって思ってくれたら嬉しい」と仰っていて、少し激しすぎてコントみたいになっていた箇所(以蔵に詰め寄るところ)はありましたが、全体的にはその通りになっていたので良かったと思いました。演技の細かい良し悪しは分かりませんが、目黒さんのそういう真面目なところは好きです^^

 

7)以蔵(ラウール)

 問題はラウールの演技よ。勘違いだったら申し訳ないんですが、以蔵の心変わりって化粧で表現されていたりしません? 屋敷を襲うシーン(以蔵は襲ってないけど)、金さん・銀さんを襲うシーンと屋根の上のシーンの化粧が違うような気がしたんですよね。月明かりの所為でしょうか? まあいいや。ラウールさんの声の出し方が一貫して悪役だった(めちゃめちゃに癖があった)ので、最初から最後まで悪役なら良いのですが、最後心変わりしたのでしたらもう少し善玉っぽいしゃべり方をしてほしかったです。悪役にしたって小物感が凄かった。

 あとこれはあまり気にすることではないかもしれませんが、ラウールさんの身長にあのかつらをセットすると全長は何センチになるのでしょうか……?

 

8)金之助(佐久間大介)・銀之助(渡辺翔太)

 ごめんなさいこの二人はまとめます。二人とも振り切っていてよかったと思います。

 

(3)演出・セットについて

1)Jr.の動き

 ジュニア凄いな~ジュニアっぽいことやってんな~と思ったのが葬式のシーンです。みんながお丸さんに駆け寄るシーンで最初にマイクスタンドを片付けるところ、「お~ジュニアっぽ~い」と思っていました(頭の悪い感想)。

 また佐藤新さんは2役やっていた(黒影組の雑魚は除く)と思うのですが、徳俵の旦那のシーンは映画ならではの動きをしていてよかったです(直前まで影の薄い江戸っ子だったのが直後にはコソ泥に変わっていたところ)。 

 良くない演出だな~と思ったのは、最後の滝のシーンでお丸さん登場シーンでわざとらしくえずく演技をさせていて、わざとらしすぎて冷めましたね。なんていうか「絶世の美女という設定だが本当は違う」という文脈での演出だと思うのですが、それはお芝居の中の人とそれを見ている外の世界の人(観客)との対比で面白いのであって、同じ世界の中にいる江戸っ子と黒影組の雑魚の間で認識が違うのは違和感がありましたね。そもそもお丸さんはかわいい。

 

2)滝の戦闘シーン

 戦闘シーンはロケじゃダメだったのでしょうか? やっぱりあのセットが使いたかったのでしょうか? まあラストをあんな感じにしたかったら新橋演舞場を使うしかないですが…… せっかくロケができるのですから、戦闘シーンも実際の森で撮影すればよかったのになあと思います。直前まで森だったじゃん!

 あとね、まあ舞台だからしょうがないのだとは思いますが、無駄な動きが多すぎると思うのですよ(これは私の想像力が足りないという問題もありますが)。あの梯子ってどのような意味があるのです? 調べれば分かりますか? まあ調べないんですけど(調べなさいよ)。もう一つ不服な点は放水シーンですね。お丸さんが壁の中から放水するのは良いと思うんです、お丸さんギャグ要員だし。でもね、新吉親分まで放水するのはちょっと違うなと思うのですよ。しかも無表情だし。正直世界まる見えのビートたけしかよと思いました。

 

3)金さん・銀さんの部屋

 二幕で一番興奮しました! すごい良い! 素敵なセットでした。金と銀の対比。私は派手なのが好きなので特に金さんの部屋のセットは好きでしたね。金さん銀さんのシーンで何を見ていたかっていうと、当てられるライトによって色の見え方が変わる2人の袴を一番見ていました(笑) 金の袴は金の部屋では温かみのある金、銀の部屋では冷たい感じの金色で、どちらも好きです。銀の袴は少し分かりづらかったですけど、違いを楽しんでいました。

 

4.WITH LOVE以降

(1)WITH LOVE

 やっぱりほどんど舘さんしか見ていない。あんなに大画面で舘さんの顔を見れるなんて、その点はやっぱり映画館でないと享受できないポイントですね。最後のジャンプもかわいい。

 さて気になった点をいくつか(こっちのボリュームの方が大きいとは)。まず佐久間さん。佐久間さんパートが終わって、向井さんパートも終わりかけてたところかな?あの視線の動き方は何か意図があったのでしょうか? 映画で大写しになってしまうので、もう少し視線も気を付けた方が良かったのでは?と思います。何か意図があってのことならごめんなさい、私の感受性では意味をくみ取れませんでした。

 衣装はおおむね良いのですが、ボウタイの羽根はつけなくても良かったのでは?と思います。文句ばっかりですいません……

 あとは最後の字幕。新しくつけた歌詞を伝えたいのは分かりますが、なら映画冒頭の英語語りとか、外国人女性の台詞とかにも字幕をつけなさいよと思ってしまいました。

 

(2)エンドロールその1

 LOVEのところですね。わちゃわちゃが良かったです。個人的に何故か出遅れて「Snow Manージュニアー舘さん」みたいな感じになったところがおっとととなってかわいかったです。あとはやっぱりカメラ担当になった時の舘の暴走もかわいかったですね。絶妙に自撮り棒の使い方が下手でそこもかわいい……

 

(3)エンドロールその2

 CFBのところです。誰よりも踊りにくそうな徳俵の旦那。だって刀3本くらい帯刀してますよね? 徳俵の旦那ばかり見ていたので鑑賞2回目の時には金さんの隠したところを見るのを忘れてしまい気づいたら金さんパート終わっていました……

 横一列になるところはさすがに狭く、向かって左側は多少余裕がありましたが右側のメンツはぎゅうぎゅうでまたかわいかったですね。一番左のあべぞうは左腕に余裕があり、3番目の銀さんも多少右腕に余裕があったのですが、その2人に挟まれた徳俵の旦那は両腕がぎゅっってなってて……愛おしいですね。かわいい(語彙力)。

 最後、来年の舞台の宣伝があったのですが、青いひらりと桜衣装もいいですね。というか青の方が好き。青でやってくれるのでしょうか? というか全然関係ないですけど、大量の花びらを落とすのであれば見えないうちにフォーメーションが大きく変わっている、みたいなこともやってほしいですけれどね。難しいのでしょうか。

 

5.舞台挨拶

 私は12/6(日)9:00~の舞台挨拶ライブビューイングに行きました。特筆すべき点としてはまず岩本さんの服装がかわいすぎることですね。おっしゃれ~。あとSnow Manを知らないかもしれないImpactorsファンのための自己紹介の時、「心の中でごきげんよう」は良いですけど舘さん名乗ってませんよというのが気がかりでした。そういうちょっと抜けているところもかわいいのですが、(舘含め)9人もいるので誰か気づいてツッコんでほしかったです……

 その他トークについては、岩本さんがお丸さんに挑戦したらすごい面白いことになると思いますね。深澤さんは(キャラのおかげもありますが)器用だから女性役もこなせてしまいますが、岩本さんがやったらどうなるんだろう…とドキドキしますね。来年はお丸かな? キャストシャッフルするのであれば来年も同じ内容でも楽しめそうです^^

 あとはもう時間の流れが早いこと早いこと。気づいたら終了時間でしたね。楽しい時というものは早く過ぎるものです。

 

6.パンフレットについて

(1)舞台版

 まず外装が格好いいです。メタリック大好き。写真集として申し分のない出来です(文章はまだ読んでいない)。やっぱりお金をかけたらかけた分だけ良くなるんや(映画版パンフレット価格と比較して)。

 

(2)映画版

 まず表紙がダサい(酷評)。中の写真は良いですね(舘個人ページ写真は除く)。特に良いのは阿部さんの個人ページの写真ですね。ショービジネス!って感じの笑顔の作り方でとても良いです。そういう表情自体は舘さんもしているし好きなのですが……

 衣装については映画版パンフレットにしか載っていないのですが、「Snow Man + 3人」の記述には趣を感じますね…… 去年と衣装違わんのかいというね。本作のMIHの衣装にツッコみを入れていましたが、DVDを確認したところ昨年もMIHは蛍光衣装でした。全然覚えていなかったよ……

 

7.おわりに

さて、結構長くなってしまいましたけどここらで唐突に終了します。

普段映画はレディースデイに見に行く民なので1回あたり映画2.5回分を支払ったということなのでこんなにぐちぐち言わないと元が取れない気がして(どういう感性?)、なんだか愚痴っぽくなってしまってごめんなさい。

しかし金に余裕があれば大画面の舘さんを見に行くために何回か行きたいような気もしますし、2回目は九剣士で既に心が折れた民としてはもう1回言ったら虚無に追いつかれてしまうのではないかという懸念もあります。

なんだかんだ言ってDVD化を待ち望んでいますので、大人の人!よろしくお願いします!

本日はここまで!お読みいただきありがとうございました!ささめ丸でした!